平成29年度「かご市」屋久島フェアでの需要動向調査結果について
平成29年度屋久島フェア需要動向調査

平成29年6月11日(日),12日(月)の2日間、鹿児島市天文館本通の「かごしま特産品市場」において 屋久島フェアを開催しました。

 出展事業所は、3事業者で、屋久鹿がらスープと具・麺がセットになった屋久鹿ラーメン、屋久島町の特産品である屋久島ウコン製品の店頭販売を行いました。販売金額は,合計60,300円で,日毎の内訳は6月11日(日)が39,600円,6月12日(月)20,700円でした。

 日曜日は,小雨~曇りの天気であったが、通り客が多いもののなかなか立ち止まって頂けず、購買につながるお客様は少なかったようです。家族連れが多く、観光客なども見られました。

一方、月曜日は、全体的に通り客が少なく、ビジネスマンなど仕事関係の方や、高齢者がほとんどでした。

屋久鹿ラーメンのスープの試飲を行い集客を図り、ウコン製品販売業者は、ウコンゼリーの試食を行い好評で、ウコン粒製品も試飲してもらい飲み易さをアピールし購買に繋げていました。

他地域の特産品フェアでは、地域の新鮮な野菜や果物など特価販売で集客を図り、他の特産品の販売増に繋げる手法を取っているとのことで、屋久島フェアでも、集客を図れる目玉商品を置き集客を図るか、その場で食べることができる食品など(屋久鹿肉まん、屋久鹿バーガー)などを開発し、集客・販売促進を図る必要があると感じました。

 屋久島フェア来店客に対し商品の評価に関するアンケート調査を行いました。

・屋久鹿ラーメンについては、ネーミングに77.8%の方が良い・やや良いとの評価、パッケージも72.5%が良い・やや良いの評価、味は良い33.3%、やや良い61.1%と鹿肉に抵抗を感じる方が多い中、スープの味に対する評価は高く、価格については、72.2%の方が普通と答えており、定価1100円を500円に割引販売していたが、それでも1食500円が割高と感じている消費者が多いと感じました。総合評価については、味、パッケージ等評価が高かったが、割高感が強く55.6%が普通との評価でした。

・ウコンゼリーについては、ネーミングは、63.6%が良い・やや良いの評価、パッケージは、90.9%が良い・やや良いの評価、味については、45.5%が良い、54.5%がやや良いとの評価となり合わせて100%と高評価でした。価格は普通が45.5%、やや良いが45.5%となり、総合で81.8%がやや良いとの評価でした。ウコンゼリーは、パッケージ・商品ロゴなど女性をターゲットにしたデザインが好評であり、味もタンカン・ポンカン果汁を使ったもので高評価となりました。

・ウコン錠剤商品についてネーミングは、69.2%が良い・やや良いの評価、パッケージは、61.5%が良い・やや良いの評価、味については、23%が良い、30.8%がやや良い、46.1%が普通との評価で最も多く、価格は普通が53.8%と最も多く、総合で61.5%が普通との評価でした。無農薬栽培の屋久島ウコン使用、希少な黒ウコン配合など商品の魅力をアピールし販売拡大を図る必要があると感じました。

・屋久島町の特産品に関するアンケート調査も行いました。屋久島の特産品で購入したいものを聞いたところ、農産物29.9%,農産加工品16.9%,お酒16.9%,お菓子13%の順となり,購入の際、重視する点は、試食しての味33.8%、安心安全18.2%、商品の内容15.6%、パッケージ10.4%、地域の特色9.1%、持ち帰り易さ9.1%となりました。

購入価格帯は、501円~1000円が47.6%と最も多く、次に1001円~2000円が45.2%となりました。1000円までの気軽に購入できる価格帯が人気であり、農産物・農産加工品の人気が高い結果となりました。

かご市での屋久島フェアを来年以降も継続開催する予定であり、農産物・農産加工品の商品ラインナップを増やし、購入しやすい価格での提供を行い集客、販売増を目指したいと考えております。

屋久島の特産品、お土産は天文館かご市でもご購入いただけます
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