屋久島町商工会
会長松本 和則

新年明けましておめでとうございます。皆様方におかれましては、平素より屋久島町商工会並びにその活動にご支援ご協力頂いておりますことに感謝申し上げます。

昨年は、新型コロナウイルス感染症「第6波」から「第7波」の影響や、世界景気の悪化などにより、個人消費や輸出を中心に停滞感が強まりました。また、ロシア軍のウクライナ侵攻による戦争の長期化や経済制裁、報復の応酬によって、食料・資源などの供給不足・価格上昇が世界経済の下振れ要因となっております。

屋久島町においても、皆様の努力もあり感染の抑制されておりますが、飲食業、観光事業をはじめ、観光関連事業など経営改善が進まない状況が継続しており、屋久島の経済に甚大な影響を及ぼし続けております。しかしながら、地域振興に必要なイベントである「屋久島ご神山祭り」、「屋久島夢祭り」を令和元年以来3年ぶりに来場者を入れて開催し、地域活性化に繋げました。

こうした中、当商工会では、令和4年度事業計画の重点事業として、①会員増強、②ウィズコロナ社会に対応した支援、③経営発達支援計画に基づく伴走型支援、④事業継続力強化支援計画に基づくBCPプラン作成支援、⑤財政基盤強化を図り指導人員を確保してコロナ関連事業指導強化をはかる為の事業環境変化対応型補助金の活用、⑥職員資質向上の6つを掲げ、会員の皆様の支援を実施してまいりました。また、深刻な経営状況に陥っている事業主の皆様の一助になればと、会員・非会員を問わず、国の持続化補助金や事業再構築補助金、また屋久島町の特定有人国境離島地域社会維持推進交付金の申請支援、融資斡旋の相談など最良の支援に繋がるように日々取り組んで参りました。  

その他、地域経済の回復の為、屋久島限定のプレミアム付商品券事業「がんばろう!屋久島!GY商品券」(共通用・飲食用額面総額2億4千万円)を実施して、さらに「屋久島町プレミアム商品券」のpayどん活用事業にも協力して、屋久島町内の経済の活性化に繋げました。

本年度も当商工会としては、「会員あっての商工会」という原点を忘れず、「行きます 聞きます 提案します」の理念のもとコロナ禍における事業者支援やコロナ終息後を見据えた事業者支援など関係各機関と連携を取りながら支援活動にあたり、地域経済の活性化や地域文化の継承に繋がる取組を役職員一体となり取り組んで参ります。引き続き会員の皆様のご協力とご支援賜りますようお願い申し上げます。令和5年が皆様にとって、健やかで実り多き年となりますことと、新型コロナウイルス感染症の終息した社会が1日でも早く訪れる事を祈念し、年頭の挨拶とさせて頂きます。

屋久島町商工会 会長 松本 和則